カイロプラクティックとは…？

カイロプラクティックの目的は人間が本来もっている身体を治す力『自然治癒力』（しぜんちゆりょく）を高め、自分の力で身体を回復させることを目的とした療法です。

自然治癒力は直接、目で見ることは出来ませんが『脳』から発生し、神経系を通り全身へ絶えず伝達されています。

例えば、切り傷や打撲などの怪我をした場合でも、生きている人間なら時間と共にそれらの怪我は治っていきます。しかし、亡くなった方の切り傷や打撲はどんなに時間が経っても治ることはありません。

このような治癒力があることは当たり前と思われがちですが、実はとても素晴らしい力です。もし、この治癒力が無ければ人間を含めた生物は数秒もこの地球上では生きていくことはできません。

また、自然治癒力は怪我に限らず、身体のいたるところで傷ついた細胞を回復させています。それは１０歳の人でも８０歳の人でも年齢に関係なく、生きている限り自然治癒力がなくなることはありません。常に１００％脳から全身へ流れています。

でも自然治癒力は生きている人間に必ずあるのに、なぜ身体の調子が良い方と悪い方がいるのでしょうか？

上の図の左側は脳から出た自然治癒力が１００％組織（細胞）に届いています。上の図の右側では脳から出た１００％の自然治癒力が『サブラクセーション』と書かれた部分で３０％も減少し、組織（細胞）には７０％しか届いていません。

このサブラクセーションと書かれた部分が『背骨のゆがみ』です。この背骨のゆがみがあまり無い方は、自然治癒力が正しく流れています。逆に背骨にゆがみが生じている方は自然治癒力が正しく流れていないために、身体に不調が起こりやすくなります。

生きている限り自然治癒力は必ずあるのに、身体の調子が悪くなってしまう理由は『背骨のゆがみ』が大切な自然治癒力の流れを妨げてしまうからです。

カイロプラクティックは自然治癒力の流れを妨げている骨を検査により探し出し、見つかった場合はそこに正しく調整を行います。それにより自然治癒力の流れを良くして、自らの治す力により健康になっていくことを目的とした療法です。

一般的にカイロプラクティックと聞くと骨をポキッポキッやる療法でしょ！？と思われる方も多いかもしれません。

実際にはカイロプラクティックには多くのテクニック（技術）があり、すべてのテクニックが骨をポキッポキッするものではありません。中にはポキッポキッどころか、何をやられたのかわからないぐらいソフトなテクニックもあります。

当院の施術では骨を調整した際に、ポキッと音がする場合もありますが、音がしない場合もあります。音がしたからいい、しなかったらダメ…ということではなく、骨の動き（関節の可動域）には個人差があり、全ての人で骨から音が出るということではないからです。

また、この『ポキッ』という音の正体は関節の中の『気泡（きほう）』が圧縮され弾けることで鳴る音といわれています。（原理的にはワイン瓶のコルクを引き抜くときに出る『ポンッ』という音と近いイメージです。）

決して無理な力で骨をねじったり、関節を曲げたりするのはカイロプラクティックではありませんので、ご安心下さい。

カイロプラクティックに年齢制限はなく、小さな子供からご年配の方まで施術はうけられます。

私が施術をした中では、ご来院いただいた方で一番若い方で５歳。最年長の方で９２歳でした。他の先生では０歳～１００歳ぐらいの方を施術しているケースもあります。

年齢に応じ関節の柔らかさや硬さなども変わりますので、それによって施術の仕方（骨を調整する仕方）を変えて施術を行います。

どんな施術を行うか気になる方は、お電話にてお問い合わせ下さい。実際に来院できる方は直接ご説明します。まずは『説明だけでも聞いてみたい。』という場合も大丈夫ですので、その際もお気軽にご連絡下さい。